峻険な山容をもち、半分独立峰のような姿勢で屹立する日本アルプス屈指の明峰です。 日本百名山として、あまりにも有名です。 ピラミッド型の頂上の脇に「摩利支天(まりしてん)」の岩峰を配したその姿は颯爽としていて、山麓から見上げる姿は本当に印象的です。(初めて見る人でも、この山だけは「あれが甲斐駒ケ岳ね」とわかります) 甲斐駒ケ岳は花こう岩からできているので、山肌が夏でも白く見えることもあり、まるで1年中雪をかぶっているのでは?と思う人もいるとかいないとか・・・
古来、白州山中に白黒で尾が白い神馬が住み、その霊験は白黒(善悪)を明らかにし、人界を律すると伝えられてきた。 その神馬が棲む霊境を源とする川であることから「尾白川」と呼ばれているようです。 花こう岩の渓床をくぐりぬけ磨き上げられた名水は、昔から清酒の醸造、近年では洋酒のブレンドに使われたり、また味わい豊か天然水として生活と深くかかわってきました。 水質は、甲斐駒ケ岳の花こう岩層によりろ過された水とされ、炭酸ガスやカルシウム、マグネシウム、カリウム、珪素などのミネラル類がごく微量、バランスよく溶け込んでいるようです。(=環境省選定名水百選より) この水系では、お米も大変おいしくて有名なんです。(武川米)
広い駐車場。お手洗いもきれいですし、中には白州町の特産品などが売られています。お食事処もあるので、ゆっくりしちゃって、「あれ?何しに来たんだっけ?」と一瞬忘れてしまうくらいくつろげます。 ここで1番人気なのは、「名水のお持ち帰り」。 白州自慢の天然水をお持ち帰りすることができます。 中にはポリタンクを持って来て、天然水を持っていく・・・すごい人もいます。
七賢さんもその法則どおりの蔵元さんです。 酒蔵七賢の創業は、江戸期の寛延三年(1750)。 初代北原伊兵衛光義から数えて十二代。 酒造りの伝統文化を継承し、さらなる日本酒の神髄を求めて日々まい進しています。 また、明治13年には、明治天皇が山梨県を御巡幸の際、母屋の奥座敷を「行在所(あんざいしょ)としてお使いいただいたそうです。
よくお土産で貰う山梨銘菓として有名な「信玄餅」ですが、「信玄餅」として呼べるのは、この金精軒の「信玄餅」だけなのだそうです。 信玄餅につき物の「きな粉」は、白州町のお隣の村、お米のおいしい武川村で採れた大豆を使っています。 また、すぐ目の前にある「七賢」さんからの上等な酒粕を使用して焼き上げた「大吟醸粕てら」は、オリジナリティあふれた絶品の和菓子です。 ぜひ山梨台が原にお越しの際は、おみやげに!!
サントリーさんは、ブドウ畑を有していたりする関係もあって、「サントリーワイン工場」というイメージも強いのですが、白州町の方は、日本名水100選に選ばれた尾白川と、南アルプスの豊かな自然の中は、上質なウイスキーを造るには最適な場所だったようです。 「サントリー天然水(南アルプス)」でもおなじみの日本の名水で仕込まれた「シングルモツトウイスキー白州(はくしゅう)」の試飲ができるガイドツアーはお勧めです。 工場見学の見どころは、緑に囲まれたウイスキーの樽が並ぶ森の貯蔵庫。 また世界のウイスキーの歴史がわかる、世界でも珍しいウイスキー博物館やレストラン、ファクトリーショップなどもあり、1日中楽しめるところです。