コットンはさまざまな種類があり、その特徴や品質は繊維の長さ

アルプス堂では羽毛布団の側生地にコットン綿を使用しています。今回は、コットンについて調べました。

コットンとは、ワタの種子毛からとれる天然繊維のことです。コットンにはさまざまな種類があり、その特徴や品質は繊維の長さによって異なります。一般的に、繊維が長いほど高級で柔らかく光沢がありますが、繊維が短いほど安価で丈夫です。コットンの種類とその特徴を以下に紹介します。

- 短繊維種:10〜20㎜前後の毛足が短いコットンです。繊維が太く強度がありますが、紡績には不向きなため、中綿として使われることが多いです。デシコットンやインドコットンがこの種類にあたります。

- 中繊維種:21〜28㎜前後の長さのコットンです。世界の綿生産量の約90%を占め、Tシャツやジーンズ、タオルやシーツなどに使われています。アップランドコットンやブラジルコットンがこの種類にあたります。

- 長繊維種:30㎜以上の長さのコットンです。希少性が高く価格も高いですが、肌触りが滑らかでシルクのような光沢があります。高品質なテキスタイル製品に用いられています。海島綿やペルーコットンがこの種類にあたります。

- 超長綿:35㎜以上の長さのコットンです。世界三大綿と呼ばれるギザコットン、スーピマコットン、新疆綿がこの種類にあたります。シルクやカシミアに匹敵するほどの上品な風合いと心地良さがあります。

コットンは、吸水性や通気性に優れ、冬は暖かく夏は涼しいという特徴があります。また、耐久性や耐熱性も高く、お手入れがしやすいです。ただし、洗濯すると縮みやすくシワになりやすいので、注意が必要です。コットンは、自分の好みや用途に合わせて、種類や品質を選ぶことができます。コットンの魅力を知ってでした。